消費者金融でお金を借りる場合の限度額は、2010年6月に定められた「総量規制」という賃貸法により、年収の3分の1までという事に制限されるようになりました。

総量規制について

これまで消費者金融でお金を借りた経験が無い方にとってみると、全く馴染みのないキーワードですし、また、これから利用される方でも、それほど大きな金額を借りれる予定ではない方にしてみれば、それほどこの法律についての理解は重要ではないかもしれません。

ただ、現在のところ銀行でお金を借りる事ができない状態にあったり、または、銀行で融資を受けられるのにしても、時間が掛かり過ぎるので、とりあえず今のこの急場を、消費者金融で借り入れて乗り切るしかない!という方には、正しく理解をしておく必要があるかと思います。

◆総量規制の対象となる借り入れについて

この総量規制という法律は、賃貸法という法律によって決められているもので、

どのような種類のお金を、どこから借りているか?という事によって、現在借りているお金が、その総量規制のものとしてカウントされるかどうか?が間違ってきます。

例えば、

・住宅ローンや車のローン
・クレジットカードのショッピング枠の利用額

などについては、総量規制の対象になりませんから、これらのお金を払っている状態、またはこれから払わなければいけない状態であるとしても、総量規制の対象となるお金としてはカウントされません。

つまり、上記のような借り入れがあったとしても、消費者金融でお金を借りられる金額には影響が無いという事です。
 
これに対して、同じクレジットカードの利用であっても、クレジットカードでのキャッシングは、賃貸法に基づいた貸付になってしまうので、総量規制を対象となります。

クレジットカードでのキャッシングは、消費者金融との契約とは違うものになりますが、総量規制の対象となるものですので、これはきちんと理解しておきましょう。総量規制の対象範囲

また、上記のような内容に限らず、総量規制の範囲を超えてしまうような借り入れであっても、現在緊急にそのお金が必要であると認められる状態にある場合には、特別に、その枠を超えて貸付が可能となる場合もあります。

(急な病気や事故などで、現状の生活を維持していくために絶対に必要であるという突発的な出費など)

ですので、もし現在総量規制の範囲ギリギリにお金を借りてしまっている状態ながらも、さらに追加でお金が必要な状況になってしまった方は、現在借り入れをしている消費者金融に、このような理由でお金が必要になってしまったので…という事で、再度相談をしてみるのが良いかと思います。

◆総量規制の対象となる金額はどのように判断されるのか?

それでは、この総量規制の限界の貸付金額というのは、どのようにして決定されるのか?という事ですが、これはあなたの年収などの情報が、信用機関から提供されるという形ではなく、自ら年収を証明する資料を提出して証明する事になります。

昨年度の源泉徴収票などを、お金を借りる事になる消費者金融等に提出して、そこでの審査の上で決定される事になります。

給与所得の源泉徴収票

この源泉徴収票に証明されているあなたの昨年度年収が、例えば300万円であれば、総量規制の範囲内で借りられるお金は、その3分の1の100万円という事になります。

この提出する書類については、貸し付けを行う賃貸業者が、どのようにその情報の真偽を判断しているのかはわかりませんが、それについての特定のフォーマットはなく、電子データでも問題なく受理する業者もあります。

(管理人の佐藤がプロミスでお金を借りた際に提出をした収入証明も、タブレットに表示されたPDFの電子データを携帯で撮影して送ったものでした。)

ですので、すごく乱暴な話をしてしまうと、ある程度適当な数値の書類を提出したとしても、それが通ってしまう事もあるかと思います。

いろいろとネットを調べていたら、この消費者金融での借り入れができる枠を少しでも多くしたいがために、昨年度の確定申告において、収入を多めに書いた!という話のネタもありましたが、これは完全におすすめできない方法だと思います。

なぜなら、社会保険の金額や住民税などは、昨年度の年収によって決定される事になりますので、これを多めに申告してしまうと、それらの税金が一気に跳ね上がる事になります。

今現在がお金に困っている状態で、消費者金融にお金を借りたいと思っているのに、その後、返済だけではなくて、納付しなければいけない税金まで大幅に増えることになれば、それはもう、まともに返済していけるレベルではなくなってしまいます。

このような年収の虚偽申告で年収の証明を作り、賃貸業者から借りられるお金の枠を増やそうとする行為は、絶対にやめましょう。

あと、もちろん当然の事ではありますが、事実ではない内容を書いた偽造の書類を提出する事などは、論外です。

◆総量規制限界ギリギリの借入が必要となっている場合の注意

以上、総量規制についてのお話をしましたが、基本的に、総量規制の範囲が気になるレベルの借り入れが必要となっている状態では、かなりお金のやりくりに苦しい状態になっているものと思います。

よく、

「住居にかかる費用(住宅ローンやアパートの家賃)は、収入の3分の1以内に留めておくべき」

という話を聞くかと思いますが、ここで言われている通り、

食費やその他の生活にかかるお金以外のところで、毎月固定で出て行くお金がこのレベルを超えてくると、一般的にはお金のやりくりがキツくなる可能性が高い…という事です。

あなたがもし、上記のような住居にかかるお金を払う立場にある場合や、他の返済をもっている中で、その中に、総量規制ギリギリの年収の3分の1の返済となれば、これはかなり厳しいことになってくるのは間違いありません。

そのような状態の中でも、短時間でスピーディーに融資をしてくれるのが、消費者金融ではあるわけですが、その限界ギリギリまで借り入れをしてしまっては、やはり返済はかなり厳しいものとなります。

この先まとまったお金が入ってくる予定のある方が、一時的に必要となったお金の穴埋めに利用するのが良いかと思いますが、それ以外の状態で、年収の3分の1限界ギリギリに迫るような借り入れをするという事は、かなり慎重になるべきです。

以上、総量規制の範囲にかかわらず、お金を借りる際には、その返済計画をしっかりと立てて、現実的に返済可能である範囲内に収めるようにしましょう。